金 楨仁(キム ジョンイン)さん
卸売業・小売業勤務
20代/単身
通勤時間:約1時間
勤務先:CJジャパン株式会社(港区)
職種:企画職(食品事業領域リサーチ)
家族構成:単身
キムチチャーハン、お好きですか? 私はよくツナを入れて作りますが、美味しくするポイントはツナ缶の油を使ってキムチを炒めることなんです!
時差Bizは仕事だけでなく、健康にも効果あり、です!
自社の時差Biz参加をきっかけに、時差通勤をスタートした韓国出身の金さん。その効果は「これ以上ない」というほど快適なものだった。朝のわずか30分の時間の差が、仕事にも健康にも大きな影響を与え、彼女は今、とても快適に、かつ効率良く会社での業務をこなしている。また、韓国への帰省時にはやはり時差勤務制度を活用し、夜の飛行機便で韓国に向かうこともできるのも便利なのだと語ってくれた。
時差Bizを経験して得られたこと
故郷韓国にいた頃、私はソウルで一番混むといわれている地下鉄駅を使っていたので、日本の通勤ラッシュにも耐えられると思っていました。でも、甘かったです(笑)。最初のうちはあまりの混雑に驚き、毎日ぐったり疲れて出社していました。 しかし、会社が時差Bizに参加したことをきっかけに時差勤務制度の利用を開始。現在も、定時より30分遅く時間をずらして出勤しています。たった30分の違いですが、週のうち3、4回は座って通勤できるように。おかげで通勤疲れすることもなく、出社するとすぐに元気に、集中して仕事に取り掛かれるようになりました。また、終業も周囲より少し遅いため、人が少ない時間帯に、再び集中して業務にあたれます。そのため残業することもほぼなくなりましたし、全体として仕事の効率も上がったように感じます。 もう1つの効果は、体調が良くなったことですね。その理由は、以前と違ってしっかり朝食をとってから出勤できるようになったこと。野菜や果物なども食べることができ、栄養バランスが整ったのが大きな理由だと思います。結果、私にとって時差Bizは、仕事の面だけでなく、美容にも健康にも良い効果を与えてくれるものとなりました。
時差Bizで実現したいこと
最近は、退勤後にスポーツジムに通おうかと考えています。以前は朝夕の通勤と仕事で疲れきってしまい、運動などする余裕はありませんでした。しかし今は、気持ちにもゆとりが生まれてきたのでしょう。ジム以外にも友達と会ったり、食事に行ったり……終業後の時間をどう過ごすか楽しみに考えられるようになりました。 スポーツジムに通い出すようになったら、次は英語の勉強も再開したいです。韓国にいたときは上司と英語で会話していたため勉強を欠かさなかったのですが、今の職場では英語を話す機会があまりないので、すっかり勉強しなくなってしまいました。せっかく朝の通勤で座れるようになったので、その時間を有効活用して、英語の勉強にあてたいと思います。英語がもっと上手くなれば、好きな旅行に行った際にも役立つはず。これまでもあちこち旅に出ましたが、行ってみたい場所はまだたくさんあります。そのときのために、また、もし仕事で英語が必要になったときのために、語学力をブラッシュアップしておきたいと思います。
これから時差Bizに参加する方に
日本の通勤ラッシュについて、少し考えてみたことがあります。ソウルも東京も人口にそれほど差はないですし、むしろソウルの方が面積は小さい。なのになぜ、こんなに東京の電車は混むんだろう?思ったのは、通勤のための交通手段が限られているということでした。私が韓国にいた頃は車で通勤したこともありましたし、企業が独自にシャトルバスを走らせていたりもしました。対して日本では、電車や公共のバスが主な通勤手段になっています。それであれば、時差通勤を実践して、少しでもラッシュの緩和に努めるのがやはり一番の方法なのでしょう。 みんなが同じ時間の出勤・退勤を当たり前と思っている人も、私のようにほんの30分、通勤時間をずらしてみませんか。意外に定時出社でない方が、自分の体調やライフスタイルにピッタリくるかもしれません。こればかりは、試してみなければわからないこと。せっかく時差Bizというチャンスがあるのですから、ぜひ一度時差通勤を体験して、その快適さを味わってみてほしいと思います。結果として時差通勤をする人が当たり前になり、どの時間に出社しても電車などが混まなくなれば、それが一番いいことですね。