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インタビュー

東京2020大会期間中のTDMの取組等に関するインタビュー

株式会社帝国データバンク

(2021年12月9日インタビュー実施)

 本社は港区にあり、オリンピック・パラリンピック競技大会(以下「東京2020大会」という。)に伴う人流の増加と、オリンピックスタジアム周辺の混雑によって通勤に影響が出ることが想定されたため、テレワークを検討し始めました。

人の流れに関する取組――――――――

■テレワーク導入時に出社率の目標を設定

 テレワークを導入した当初(2020年初頭)は、出社率70%までの削減を計画していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う最初の緊急事態宣言(2020年3月)以降、全社的にテレワーク化が進み、東京2020大会時には出社率30%まで削減されました。

 現在は、コロナウイルスの感染状況や政府の要請に従い出社率を変更しています。

■オフピーク通勤(時差Biz)の実施

 通常の出勤時間に、前後1時間の幅を設けるという形で時差出勤を実施しました。現在も継続しています。また、外勤職には直行直帰も推奨しています。

■東京2020大会期間中に計画休暇を取得するよう推奨

 例年、有給休暇を5日間取得することを義務付けていますが、今年度は極力、東京2020大会中にも計画休暇を取得するよう推奨しました。

物の流れに関する取組――――――――

 東京2020大会交通対策等のテスト実施期間中に、人流が増加した際の対策として、本社と23区内にある支社間での行き来やメール便等の削減、必要な物品を事前にまとめて発注する等、混雑によるリスクを避ける手段を検討し、試験的に実施しました。

 東京2020大会では無観客開催となったため、これらの実施は見送りました。

東京2020大会を振り返って――――――――

 本社ビルがオリンピックスタジアムに近いこともあり、大会スケジュールから周辺の混雑度を推定することができました。

 東京都からの各種情報についても、東京2020大会期間中における各駅の大会輸送影響度マップを社内で共有していました。

 東京2020大会前の説明会にも参加し、交通規制の把握もできていたため、大会期間中に困ることはありませんでした。

 無観客開催であったため通勤や業務に目立った影響はありませんでした。

今後について――――――――

 人の流れに関する取組については、テレワークはコロナウイルスに関係なく継続して実施していく予定です。

 物の流れについては、ペーパーレスの促進による事業所間の配送の削減や、物品のまとめ発注を推奨していきます。