コーセーコスメポート株式会社
（2021年12月1日インタビュー実施）
親会社の意向に従い、新型コロナウイルスの感染症対策としてテレワークを導入することになりました。
物の流れに関する取組については、オリンピック・パラリンピック競技大会（以下「東京2020大会」という。）に備えて、取引先との配送に関する調整を行いました。
人の流れに関する取組――――――――
■ 親会社の意向に伴い、テレワーク本格導入
コロナ禍以前は、テレワークは一切実施しておらず、準備期間なしでの導入となりました。
緊急事態宣言が発出される以前から、OSのバージョンの関係で新型のノートパソコンへの一斉入れ替えが計画されていたため、コロナ禍以降、ノートPC需要が高まる中、急遽機器の調達に奔走する必要はありませんでした。
テレワークは、業務内容によって効率性に差が生じました。特に、管理職からは「業務を進めづらい」という意見が多くありました。親会社の意向で、出社率の目標は「5割」と定められましたが、部門ごとの業務状況に応じてテレワークと出社率の割合を決めていたため、実質の出社率は6割程度でした。
■ トップダウンで対面での打合せに比べ表面化しない潜在的な思い違い等が発生するリスクがあることを注意喚起
取引先とのやり取りは、先方がオンラインを希望する場合はこれに応じる形としました。
社内会議もオンラインで行うことが増えました。会社側からは、オンライン打合せは対面での打合せに比べ、表面化しない潜在的な思い違い等が発生するリスクがあることについて注意喚起されていました。
物の流れに関する取組――――――――
東京2020大会の人流増加に対応するため、取引先である代理店様に遅配等のリスクがあることを事前に通知しました。
東京2020大会を振り返って――――――――
配送の遅延については、代理店様側も状況を理解しており、特別に反発等はありませんでした。
実際は、無観客開催となったため、遅配等のトラブルはありませんでした。
なお、本取組は交通規制等への対応であるため、平常時は取組の必要がないことから継続はしません。
今後について――――――――
コロナ禍が落ち着いた頃（2021年11月）、親会社が出社率の目標を緩和したことを踏まえ、当社におきましても出社率の目標を撤廃しました。ただし、働き方改革の一環として、テレワーク自体は引き続き継続・促進していきます。
また、月間総労働時間を満たせば、出退勤時間を自由に設定できる「スーパーフレックス制度」を導入し、これを就業規則にも規定しました。